エルシーヌ藤ヶ丘です。
今月は藤ヶ丘の日中活動『 箸工房~割箸の作り方~ 』を紹介します。
皆さんは何気なく使用している”割箸”が、どのように作られているか知っていますか? 藤ヶ丘では日中活動(作業)のひとつとして、平成19年から割箸製造を行っています。 NPO法人 樹恩様の環境活動に寄与する趣旨に賛同し、国産間伐材を原材料とした環境に優しい割箸です。現在は職員5名、利用者さん6名で活動をしております。
主な取引先は大学生協やホテルですが、緑化推進イベントなどへも出品しています。
それでは割箸製造作業を紹介します。
まずは割箸の材料を集めるために山林にて倒伐された間伐材を玉切りし、人力や林業作業車で運び出します。
次に施設内の作業所にて運び出された丸太の皮を剥きます。
皮を剥いた丸太を機械に入れ、割箸の厚さ・割箸2本分の長さになるようにスライスします。この段階ではまだ割箸になる一歩手前の長い棒(割箸2本分の長さ)ですが、”節・ひび割れ”がないかの選別をし、本数を数えます。
職員が試行錯誤の上作成した治具を使用し、作業をしています。
次に乾燥作業ですが、 充分に乾燥させないとカビが生えてしまい、乾燥させ過ぎると しなってしまうそうで・・・。
作業課主任曰く『 80℃で15時間乾燥させる!! 』これがポイントのようです。
乾燥が完了した棒は、いざ割箸製造機へ。
長い棒を機械へ入れると自動で加工をし、2本の割箸が排出されます。
棒に割箸特有の切れ目を入れる工程は驚きで、見惚れてしまいます。
最後に検品・選別作業を経て梱包をし、出荷をしています。
木の香りと温もりを感じられる割箸。
ご注文・お問い合わせはエルシーヌ藤ヶ丘まで。
1ケース(4,000膳/裸箸) 10,800円にて販売しています。
箸工房所属の利用者さん・職員で記念撮影☆