旧年中は当法人の活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年来、新型コロナの感染者数は高い水準で推移し身近な病気となってきました。しかし、その病気の怖さは当初と何も変わることなく、警戒を続けなければなりません。また、昨年からの円安は経済に大きな影響を及ぼし、特に外国人労働者が帰国するなどの状況は施設の人手不足にも影響が出るのではと懸念されるところです。
いずれも国民の手に負える問題ではないだけに不安も大きいものがありますが、これらの心配事が解消し、良い年となりますことを願うばかりです。
さて、エルシーヌ藤ヶ丘の移転につきましては、この二月に完了できる運びとなりました。今後ともご利用者様にとってなお一層充実したサービスを提供できるよう努めて参る所存にございますので、引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

令和五年元旦
社会福祉法人 三和会
理事長 藤澤敏孝
‘三和会’ カテゴリーのアーカイブ
謹賀新年
2023 年 1 月 4 日 水曜日暑中お見舞い申し上げます
2022 年 7 月 7 日 木曜日盛夏の折、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
足掛け三年になるコロナ禍、多くの規制が緩和され始めていますが、いまだ県内での感染者数は三桁を示し、不透明で手放しでは喜べない状況です。最近では物価高も続き、入所施設にはなんらかの支援をと願わずにはいられません。
エルシーヌ藤ヶ丘の移転事業につきましては、工事の進捗状況は四割強となっています。一日も早い完成が待たれるところです。

なお、例年八月には納涼祭を実施して参りましたが、本年度も諸般の事情を考慮し中止することと致しました。
エルシーヌ藤ヶ丘では、近隣の皆様への感謝を込めてささやかな企画を進めています。ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人三和会
理事長 藤澤敏孝
令和4年度 入社式・辞令交付式
2022 年 4 月 4 日 月曜日4月1日、入社式・辞令交付式を執り行いました。今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から新入職員、昇格者、異動者及び施設長のみの参加で実施しました。
以下、理事長による訓示の内容です。
まずは、エルシーヌ藤ヶ丘の移転工事についてですが、ようやく工事が始まり完成は来年の1月31日を予定しています。皆さんとともに新しい藤ヶ丘が無事に完成することを祈る一年にしたいと思っております。
ここからは、虐待について話したいと思います。皆さんの中には虐待の話は聞き飽きたという人もいるかもしれませんが、何度聞いてもらっても十分というわけにはいきません。私たちの世界から虐待がなくなるまで、皆さんに訴えていくし、皆さんにも同じ気持ちになってもらわなくてはなりません。弱い立場にある障害者に対しての人権侵害は、支援者としても人としても許されないことです。三和会の人権擁護規定を心に刻み、人間性を高めていっていただくようお願いします。
皆さんには虐待に関連する法律や制度についても知っておいてもらう必要があります。障害者虐待防止法では「何人も、障害者に対し虐待をしてはならない」と定められ、虐待の通報についても義務付けられています。さらに、今年度から虐待防止委員会の設置等が義務化されましたので、制度の内容を確認しておいていただくようお願いします。
最後になりますが、障害者の権利を守るという気持ちで日々努力してもらえれば、障害者の皆さんが安心して施設生活を送れるようになるかと思います。皆さんと力を合わせて三和会は名実ともに良い職場だと言われるようにしていきたい所存でおりますので、よろしくお願いします。


令和3年度 年頭訓示
2022 年 1 月 5 日 水曜日1月4日、年頭訓示が執り行われました。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から動画配信により行いました。
以下、理事長による訓示の内容です。
皆さん、新年あけましておめでとうございます。相変わらずコロナで大変な状況がありますが、本年も心を強く持って頑張っていただくようお願いします。
ここ2年程、一堂に会して皆さんの元気な顔を見ながら話をすることができていないのが非常に心苦しい限りです。やむを得ず動画という形を取っていますが、ぜひ身を入れて聴いていただき、私の話の意図することを理解し感じ取ってもらいたいと思います。
ご存知のとおり、今年は寅年です。動物の虎にまつわることわざには「虎狼より人の口恐ろし」というものがあります。虎や狼よりもうわさや悪口を言う人の口の方が恐いという意味です。特に、我々の仕事では根拠のないうわさや悪口がいけないということを理解しておくことが強く求められます。
ここからは、施設利用者の虐待について話していきたいと思います。障害者というのは自ら訴えられず、反論や反発の術を持ちません。このように弱い立場にある障害者に対しての人権侵害は支援者としても人としても許されないことです。「個人の自由」の意味するところを改めて考えてみることが大切です。
施設における虐待の特徴としては、加害者である職員を他の職員がかばったり、施設の閉鎖性等が挙げられます。私たち職員は利用者の一番身近にいるため、「虐待を犯しやすい立場にいる。虐待を起こしやすい環境が身近にある。虐待を発見しやすい場所にいる」ということを忘れずに、お互いに状況を確認しながら小さいうちに芽を摘むという考え方で仕事に取り組んでもらいたいと思います。
最後になりますが、過去の虐待事件を見ても、虐待で行動障害が緩和されたケースは皆無です。本人が穏やかに過ごすためには、支援の方法を工夫することで可能です。各々が虐待によって行動障害は緩和できないということを肝に銘じていただくようお願いします。
謹賀新年
2022 年 1 月 4 日 火曜日暑中お見舞い申し上げます
2021 年 7 月 14 日 水曜日盛夏の折、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
三和会でも利用者、職員共々、新型コロナワクチンの接種が始まっています。特にエルシーヌ藤ヶ丘では利用者の隔離状態が1年半近くに及び、支援する職員もクラスターを発生させまいと緊張を強いられる日々でもありました。一日も早い感染症終息を望むところです。
また、エルシーヌ藤ヶ丘の移転事業につきましては、6月30日に地鎮祭を行いましたことをご報告申し上げます。
なお、例年8月には納涼祭を実施しておりましたが、本年度も諸般の事情を考慮し中止することとなりました。ご来場を予定してくださっていた皆様には誠に申し訳ございませんが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人 三和会
理事長 藤澤敏孝
令和2年度 年頭訓示
2021 年 1 月 8 日 金曜日1月4日、年頭訓示が執り行われました。例年は職員が一堂に会していますが、本年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から動画配信により行いました。以下、理事長による訓示の内容です。


新年あけましておめでとうございます。
昨年は感染症の拡大防止に奔走した一年でしたが、職員の高い意識とご家族の協力のおかげでなんとか切り抜けることができました。本年も職員・利用者・ご家族で総力を上げ乗り越えていきたい所存でおりますので、ご協力をお願いいたします。
まず、三和会が目指すものについてお話しておきたいと思います。三和会は必要な福祉サービスを必要な場所で提供し、障害者が安心安全に生活できることを目指しています。職員の皆さんには何度も聞いたことがあるという方もいると思いますが、もう一度初心に帰って、日々の支援にあたってもらうようお願いします。
次に、グループホームの制度や現状を理解しておいてもらいたいと思います。制度上、グループホームは主として夜間の支援を行う場と定められています。特に通所施設の皆さんにはこの意味について考えていただき、今まで以上に事業運営に協力してもらうようお願いします。現状にも触れておくと、三和会では15ヶ所と多くのホームを抱える中で、職員が充分に確保できず不足しています。しかしながら、人手がないからといって、三和会が地域での生活を保障することを理念としている以上、簡単に休止にするわけにはいきません。職員の皆さんにはなんとしてもグループホームを守っていくという強い意志を持って協力してもらうよう切望します。
通所施設の運営についてもお話しておきたいと思います。就労事業では生産品の販売や作業を行い、収益を利用者に工賃として支給することになっていますが、実際には工賃を含めた就労の経費が過剰になっている施設があります。本来、収支は赤字にしてはならず、さらに内部留保、運転資金の確保をしておかなければなりません。一人一人がしっかりと認識し業務にあたるようお願いします。
最後になりますが、本年はエルシーヌ藤ヶ丘の移転が本格的に動き出します。三和会にとって大きな節目の年を迎え、期待と喜びで胸がいっぱいになっています。ですが、手放しで喜んでばかりはいられず移転には莫大な費用を伴うため、少しでも費用を削減したいという想いから自ら移転先の土地へ足を運び、職員にも協力してもらいながら土地の手入れ等をしています。ただ闇雲に職員に応援を依頼しているわけではないということを皆さんにはよく理解しておいてもらいたいと思います。
本年が例年以上に良き年であるよう祈念し、終わりの言葉とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。
謹賀新年
2021 年 1 月 4 日 月曜日暑中お見舞い申し上げます
2020 年 7 月 10 日 金曜日盛夏の折、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大状況はいまだ予断を許さない中、施設内にクラスターが発生しないことを祈る毎日です。
さて、エルシーヌ藤ヶ丘の隣接地が土砂災害防止法の特別警戒区域に指定されたことを受け、行政と協議しながら様々に対策を検討して参りましたが、この度、移転の方向で事業を進めることになりました。今後共、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

なお、例年8月にはエルシーヌ藤ヶ丘にて、納涼祭を実施しておりましたが、本年度は諸般の事情を考慮し中止することとなりました。
ご来場を予定してくださっていた皆様には誠に申し訳ございませんが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人 三和会
理事長 藤澤敏孝
令和2年度 入社式・辞令交付式
2020 年 4 月 3 日 金曜日4月1日、入社式・辞令交付式を執り行いました。
今年度は新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、座席の間隔を確保、窓の開放、弱酸性次亜機能水の噴霧等、できる限りの対策を講じたうえで実施しました。
このような状況の中だからこそ、新入職員を迎えられたことは例年以上に明るい出来事になりました。
理事長挨拶では、「三和会全体の仕組みや機能を理解しておいてもらいたい。新入職員の皆さんの新しい発想やチャレンジ精神に期待している。施設は障害者のためのものであり、職員のものではない。理不尽なことでも我慢しなければならない場面が出てくる。虐待は小さなうちに芽を摘み取らなければならない」等、施設職員にとって大切な心構えについてお話がありました。















