1月4日、新年の仕事始めにあたり、理事長による年頭訓示が執り行われました。以下、訓示の内容です。
あけましておめでとうございます。
昨年は、ふじみ野・ホームほくとの開所・藤和荘のグループホーム移行等で、従来の事業を整備し、これですべての事業を新しい法体系のもとで提供できる事となりました。中でも、ふじみ野は配食・入浴の機能に特化し、障害者の地域生活を支えるための核となるような役割を担っています。今後も三和会としては、障害者が可能な限り多様な選択ができる人生を歩めるよう、さらなるホームの拡充等、積極的に障害者福祉の充実に取り組んでいく所存です。
今日、国の社会福祉法人改革の主要、社会福祉法人は巨額な内部留保を抱えその資金を有効活用し、地域貢献をすべきだとの議論がなされています。(土佐茶などの地域の魅力を活かし、9ヶ所の作業所を展開する社会福祉法人の取り組みを事例に挙げ、)このように、地域の活性化や産業振興などの核となるような取り組みを行うことこそ、社会福祉法人の理想的な地域貢献の在り方といえます。皆さんも社会福祉法人の地域貢献について関心を持ち、その在り方について考えてみてください。
これからの障害者福祉の要とも言える、相談支援事業についても触れておきたいと思います。相談員の皆さんには、障害者の利用先施設の選択に始まり、具体的支援の出発点となる重大な役割を担っていることを認識し、日々の業務に臨んでもらうことが大切です。さらに、職員全員にお願いしたい事としては、適切な利用計画が作成されているかをチェックし、「これはおかしい」と気付いた時にはためらいなく指摘ができる技量を身に付け、行動を起こして欲しいと切望します。